技術部 | 技術3課4年目Y.Kさん

作り手とお客様をつなぐ伝達力

生産準備の仕事は金型メーカーとのやりとりが欠かせません。私は、今の部署に配属されるまでは金型事業部に所属して、金型のメンテナンスに関わっていましたので金型メーカーの考え方を理解しています。現在は金型を発注する側ですが、「受注する側はどんな指示を求めているのか」「どんな説明をしたらこちらの要望を理解してもらえるのか」など、相手のことを考えてコミュニケーションを取れるのが私の強みです。

現在の仕事内容を簡単に教えてください。

自動車の内装部品(樹脂製品)を製造するメーカーにて、生産準備の仕事をしています。私は主に金型の製作に関わっており、設計部門から送られてきた製品データをもとに金型のサイズや仕様設定を行います。月産量が多い金型は摩耗が激しいので硬度が高い鋼材を選ぶ必要がありますし、射出や冷却の位置検討なども重要。それらを検討しながら仕様を決めたら、次は金型メーカーに製作を手配。金型が完成した後は、製品の完成に向けてトライ&チェックを繰り返しながら、金型の不具合をなくし、条件を満たした金型に仕上げていくのが主な流れです。

仕事での嬉しかった体験を教えてください。

最初はデータや紙の状態だった金型が、金型メーカーでの製造によって本物の金型に仕上がったとき、そして金型を使って樹脂製品が成型されたときは嬉しいですね。やはり図面が形になるとモノづくりの醍醐味を感じます。
しかし、本当の挑戦はこれからです。求められる要件をクリアするために、射出や冷却の位置、樹脂の流し込みなど、製品データをもとに決めた仕様が正しかったかどうか、何度も検証が繰り返されます。どれか1つでも欠ければ、製品は正しく成形されません。このような細かな部分を検証し、仕様変更して、ようやく量産にこぎつけたときは達成感でいっぱいですね。

マクシスエンジニアリングの魅力を教えてください。

会社として常に挑戦していく姿勢が感じられるところです。例えば、金型の仕様を決める際でも、上司からは常に「なぜその仕様にしたのか?」「どうしてその鋼材でないといけないのか?」など、理由を問われます。同じ仕様の金型を再生産する場合でも、「前回と同じですから」という答えは通用しません。もっといいモノを、もっと効率よく…など、品質やコスト、生産性などを常に考慮して、最善に挑戦しているのです。そんな環境のおかげで、解析や実証結果など徹底的に調べ、先の先まで考える探究心が育ちました。

1日のスケジュールを教えてください。

余暇の過ごし方

福岡県出身で、現在の職場に配属されて初めて愛知県に住むことになりました。職場の仲間に愛知県近郊の観光名所などを聞いて、休日にドライブしています。先日、足を運んだ白川郷が良かったですね!

学生の皆さんへ

社会人になるのが楽しみ!という学生さんは少ないのではないでしょうか?不安からマイナス面ばかり見えてしまうかもしれません。しかし、実際に社会人になってエンジニアとして仕事をしていくと、モノづくりの楽しさを日々感じて、充実した毎日を過ごせています。もちろん大変なこともたくさんありますが、その分達成感もひとしおです。就職活動をあまりネガティブにとらえず、楽しむくらいの気持ちで頑張ってください!